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財団法人大阪城ホール 設立趣意書
 

 昭和58年は大阪のシンボル、大阪築城400年という記念すべき年です。また、昭和64年には大阪市が誕生して100年、市制100周年を迎えます。そして、やがて21世紀の到来です。いよいよ新しい大阪の時代です。「大阪築城400年まつり」や「大阪21世紀計画」は来秋から開幕し、21世紀に向かって世界経済や文化に貢献できる、国際都市大阪の建設を目標に、大規模な国際的、文化的イベントが、この大阪で継続的に繰り広げられようとしています。

 もとより、大阪はとおく難波津の昔から交通の要衝の地にあり、政治、経済、文化の中心として栄えたもっとも古い都です。人々は自治の精神と進取の気質、長い歴史と伝統の上に立って、いつの時代にあっても、わが国の産業、経済、文化等広範な分野において指導的役割を果たしてきました。

 わが国が経済大国となった今日においても、西日本経済の中枢を占めると同時に、文楽、歌舞伎に代表されるわが国古典芸能を生み育んだ地として、経済都市であると同時に、文化都市としての豊かな蓄積と土壌をもっています。

 やがて迎える21世紀は、産業、経済、科学技術等の物的な繁栄は言うに及ばず、人々の生活様式、価値観等質的な面においても大きな変化が予想され、所得の増大、余暇時間の増大を背景に、人々は趣味の多様化と芸術、音楽、スポーツに対する志向を強め、さらに、外国との関係においても、より一層の国際交流が活発化するでしょう。

 こうした将来の展望に立つとき、営々として偉大な歴史的所産を創りあげてきた先人と同様、未来に誇る現在の礎を築きあげることは、現在に生きる私たちにとって是非にも成し遂げなければならない事業と言えるでしょう。

 「大阪城ホール」はこうした観点に立って、大阪築城400年を記念し、きたるべき21世紀を展望して、世界の国々から人々が相集い、語り合う、さらにまた人々が健康で文化的なイベントを楽しみ、そして快適な汗を流しながらスポーツをする。これらにふさわしい現在の礎ともいうべき施設として、昭和589月竣工を目途に、大阪市の協力のもとに着工をみたものです。

 本法人は、この「大阪城ホール」を運営し、国際的、全国的レベルの文化、スポーツ等のイベントを開催誘致し、あわせて各種の文化、スポーツ振興の普及事業を実施することにより、内外との交流を深め、わが国の国際化、文化、スポーツの振興に貢献しようとする目的をもって、ここに設立するものです。






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